小川屋・スタジオ桑町ブログ
こんにちは!
前橋市中央通りにありますスタジオ・桑町の中村です。
先日は振袖を選んだ『振袖選びの実体験』というブログを書かせていただきました。
今回はその理由とお嬢様が選ぶ時はどう違うのかといったまとめです。
私の振袖選びの大体の所要時間は30分~1時間でした。
が、私がここまで短く終えられたのには理由があります。
・着たい色、もしくは着てもいい色、着たくない色がはっきりしていた
(寒色系が希望、けれど黒や紫も許容範囲、薄い暖色・赤はなし)
・どういう柄ゆきにするのかもほぼほぼ決まっていた
(親族の結婚式だし、古典柄の方がいいという意見の元選びました)
・自分の着物姿・振袖そのものを見慣れていた
(着付け教室でほぼ毎週着物を着ている、小川屋に勤めているため振袖を見慣れている
写真館で、振袖の前撮りでお嬢様の振袖姿自体も目にすることが圧倒的に多い)
・長々と選ぶのが苦手、困ったらすぐに流される
(面倒臭がりなのもあり、却下したものはもう思考から抜けていく)
・選んでくれた相手が先輩であり、私のことをよく知っていた
(赤が似合わない、ということもそうですが、
普段とイメージを変える、という意見が出るのは普段を知っているからになります)
この4つが私が振袖を選ぶのが早かった理由です。
これを成人式で着物を久しぶり(大抵のお嬢様は七五三以来)に着る場合、
2時間~半日かかると思ってください。
もちろん、一目で気に入った振袖があった場合など、その限りではないこともあります。
また、ご家庭によって“ご予算”の存在によって、かなり苦悩されるお客様もいらっしゃいます。
今回はご予算の話は除外させていただきますので、ご了承ください。
・何色が似合うかわからないからこそ、特に希望の色がない
→好きな色でいいのです、よく着る服の色でもいいのです。
正直、私が淡い暖色が似合わないのは、この会社に来て初めて知ったことですし、
青・黒に至っては身の回りのもの…つまり、思わず買ってしまう好きな色です。
明確な色でなくても、暗めがいい、明るめがいい、濃い色がいい、薄い色がいい…
そんな曖昧な感覚でも構いません。
・どんな柄ゆきがいいのか全くわからない
→意味等、深く考えなくても構いません。
振袖に描かれているのは、花か吉祥模様が基本になっていますから、
気に入ったものをお召しいただくのが一番です。
ただ、どうしても気になる場合はお世話させていただきます係に聞いてください。
最初からこの意味だからこの柄に!と決めて来なくても、
気に入った柄だから、意味を聞いてみようかな、でいいのです。
・そもそも古典柄って何?
→簡単に言えば古典柄は古来よりある柄という認識でいいと思います。
対応するのはモダン柄、と言いますか洋花が描かれているものが多いです。
当店では古典柄の比重が大きくなっております。
・着物姿が見慣れていないせいで、何を着ても違和感を感じる
→何度か当店に足を運んでいただいて回数を重ねる
もしくは、いらっしゃる前にパンフレットやネットでいくつかの着物姿を見る
何よりもイメージを固めることが大切です。
あとは何着も着ていると違いがわからなくなって来るので、
着るのは1日3着くらいに絞るというのもオススメです。
・慎重に物事を決めるタイプ、じっくり吟味したい
→これは性格なので、私から言えることは何もありません。
時間をかけていただいて構いませんということくらいでしょうか。
ただ、ご自身の傾向から
『一発目で気に入ったものが最終的な決定になりやすい』
『自分がいいとは思うけれど、周りの意見に左右されやすい』
『気に入ったものの中から悩みに悩みぬかないと納得ができない』
というようなことがあれば、それに合わせていただくのが一番です。
今回の私の場合は例外ですが、成人式は一生に一度の機会です。
お嬢様ご本人が納得していただけるようなものをお選びください。
・さっき却下したけれど、もう一つの方も良かった
→いいところが目に入ってくると、こういった悩みに陥りやすいですよね。
好きな色、好きな柄、使いたかった色、と色々な理由はあると思います。
その場合はもう一つも気になっていることをぜひ、お伝えください。
どうして気になっているのかまで分かれば、別の方法も見つかるかもしれません。
・お世話させていただく係とは初対面
→振袖を選ぶ前に、ぜひ、お話をさせてください。
一番の振袖を選ぶために、お嬢様がどんなお人柄なのか、
何が好きで、どういった考え方をお持ちなのか、
ご家族の意見を含めて、少しでも知りたいと思っています。
なので、お母様やお父様、ご兄弟様など、お嬢様のことを詳しく知っている方と
一緒にご来店いただくこともオススメしております。
・普段と違うコーディネートにした方がいいの?
→普段とイメージを変えるのも、変えないのも、そこはお嬢様の自由です。
着物を着て、髪型を変えるだけで印象はガラッと変わります。
なので、逆に全くのいつも通りというものは難しいです。
けれども、『小さな頃以来のかわいい系!』とか
『いつもはカッコいい系だけど、振袖は大人の女性っぽくまとめたい』とか
『ほんわかしてるけど、キリッとさせたい!』とか
そういった感覚があれば、あくまで、あれば、の話ですが、コーディネートを意識して変えるのもありです。
ただその場合、明らかに視覚からのイメージは落ち着かないものになります。
洋服でも普段と違うものを着るとソワソワしますよね?おかしくないかと不安になりますよね?
それが着物であれば、見慣れなさも加わってより一層落ち着きません。
そのため、この選び方をするには、周りの人の意見を聞くことや、
自分で納得できない点があるのであればそれを解消する必要があります。
逆に『いつも通りの可愛い系でまとめたい』
『普段と同じクール系じゃないと嫌だ』『私らしさをイメージ通りに作りたい』
といった意思をお持ちであれば、それに沿ってどんどんと決めていってください。
最後に、伝えておきたいことは、遠慮をせずに意見を伝えた方が良い、ということです。
悩んでいるのであれば、どちらもよくて悩んでいる、と伝えていただければ、ありがたいです。
分かれば、これはここがよくて、あれはどこそこが気に入っていて、と具体的に分かると、
お世話させていただいている従業員からしても次の提案や代わりの提案がしやすくなります。
また、提案させていただく我々がお嬢様の意見(=好み)を把握することができれば、
提案に当たりも多くなりますし、テンポよく決めていただくことができます。
お嬢様の笑顔が一番輝く振袖を、是非当店でお探しください!
お問い合わせはこちらからどうぞ(電話)
前橋市中央通りにありますスタジオ・桑町の中村です。
先日は振袖を選んだ『振袖選びの実体験』というブログを書かせていただきました。
今回はその理由とお嬢様が選ぶ時はどう違うのかといったまとめです。
私の振袖選びの大体の所要時間は30分~1時間でした。
が、私がここまで短く終えられたのには理由があります。
・着たい色、もしくは着てもいい色、着たくない色がはっきりしていた
(寒色系が希望、けれど黒や紫も許容範囲、薄い暖色・赤はなし)
・どういう柄ゆきにするのかもほぼほぼ決まっていた
(親族の結婚式だし、古典柄の方がいいという意見の元選びました)
・自分の着物姿・振袖そのものを見慣れていた
(着付け教室でほぼ毎週着物を着ている、小川屋に勤めているため振袖を見慣れている
写真館で、振袖の前撮りでお嬢様の振袖姿自体も目にすることが圧倒的に多い)
・長々と選ぶのが苦手、困ったらすぐに流される
(面倒臭がりなのもあり、却下したものはもう思考から抜けていく)
・選んでくれた相手が先輩であり、私のことをよく知っていた
(赤が似合わない、ということもそうですが、
普段とイメージを変える、という意見が出るのは普段を知っているからになります)
この4つが私が振袖を選ぶのが早かった理由です。
これを成人式で着物を久しぶり(大抵のお嬢様は七五三以来)に着る場合、
2時間~半日かかると思ってください。
もちろん、一目で気に入った振袖があった場合など、その限りではないこともあります。
また、ご家庭によって“ご予算”の存在によって、かなり苦悩されるお客様もいらっしゃいます。
今回はご予算の話は除外させていただきますので、ご了承ください。
・何色が似合うかわからないからこそ、特に希望の色がない
→好きな色でいいのです、よく着る服の色でもいいのです。
正直、私が淡い暖色が似合わないのは、この会社に来て初めて知ったことですし、
青・黒に至っては身の回りのもの…つまり、思わず買ってしまう好きな色です。
明確な色でなくても、暗めがいい、明るめがいい、濃い色がいい、薄い色がいい…
そんな曖昧な感覚でも構いません。
・どんな柄ゆきがいいのか全くわからない
→意味等、深く考えなくても構いません。
振袖に描かれているのは、花か吉祥模様が基本になっていますから、
気に入ったものをお召しいただくのが一番です。
ただ、どうしても気になる場合はお世話させていただきます係に聞いてください。
最初からこの意味だからこの柄に!と決めて来なくても、
気に入った柄だから、意味を聞いてみようかな、でいいのです。
・そもそも古典柄って何?
→簡単に言えば古典柄は古来よりある柄という認識でいいと思います。
対応するのはモダン柄、と言いますか洋花が描かれているものが多いです。
当店では古典柄の比重が大きくなっております。
・着物姿が見慣れていないせいで、何を着ても違和感を感じる
→何度か当店に足を運んでいただいて回数を重ねる
もしくは、いらっしゃる前にパンフレットやネットでいくつかの着物姿を見る
何よりもイメージを固めることが大切です。
あとは何着も着ていると違いがわからなくなって来るので、
着るのは1日3着くらいに絞るというのもオススメです。
・慎重に物事を決めるタイプ、じっくり吟味したい
→これは性格なので、私から言えることは何もありません。
時間をかけていただいて構いませんということくらいでしょうか。
ただ、ご自身の傾向から
『一発目で気に入ったものが最終的な決定になりやすい』
『自分がいいとは思うけれど、周りの意見に左右されやすい』
『気に入ったものの中から悩みに悩みぬかないと納得ができない』
というようなことがあれば、それに合わせていただくのが一番です。
今回の私の場合は例外ですが、成人式は一生に一度の機会です。
お嬢様ご本人が納得していただけるようなものをお選びください。
・さっき却下したけれど、もう一つの方も良かった
→いいところが目に入ってくると、こういった悩みに陥りやすいですよね。
好きな色、好きな柄、使いたかった色、と色々な理由はあると思います。
その場合はもう一つも気になっていることをぜひ、お伝えください。
どうして気になっているのかまで分かれば、別の方法も見つかるかもしれません。
・お世話させていただく係とは初対面
→振袖を選ぶ前に、ぜひ、お話をさせてください。
一番の振袖を選ぶために、お嬢様がどんなお人柄なのか、
何が好きで、どういった考え方をお持ちなのか、
ご家族の意見を含めて、少しでも知りたいと思っています。
なので、お母様やお父様、ご兄弟様など、お嬢様のことを詳しく知っている方と
一緒にご来店いただくこともオススメしております。
・普段と違うコーディネートにした方がいいの?
→普段とイメージを変えるのも、変えないのも、そこはお嬢様の自由です。
着物を着て、髪型を変えるだけで印象はガラッと変わります。
なので、逆に全くのいつも通りというものは難しいです。
けれども、『小さな頃以来のかわいい系!』とか
『いつもはカッコいい系だけど、振袖は大人の女性っぽくまとめたい』とか
『ほんわかしてるけど、キリッとさせたい!』とか
そういった感覚があれば、あくまで、あれば、の話ですが、コーディネートを意識して変えるのもありです。
ただその場合、明らかに視覚からのイメージは落ち着かないものになります。
洋服でも普段と違うものを着るとソワソワしますよね?おかしくないかと不安になりますよね?
それが着物であれば、見慣れなさも加わってより一層落ち着きません。
そのため、この選び方をするには、周りの人の意見を聞くことや、
自分で納得できない点があるのであればそれを解消する必要があります。
逆に『いつも通りの可愛い系でまとめたい』
『普段と同じクール系じゃないと嫌だ』『私らしさをイメージ通りに作りたい』
といった意思をお持ちであれば、それに沿ってどんどんと決めていってください。
最後に、伝えておきたいことは、遠慮をせずに意見を伝えた方が良い、ということです。
悩んでいるのであれば、どちらもよくて悩んでいる、と伝えていただければ、ありがたいです。
分かれば、これはここがよくて、あれはどこそこが気に入っていて、と具体的に分かると、
お世話させていただいている従業員からしても次の提案や代わりの提案がしやすくなります。
また、提案させていただく我々がお嬢様の意見(=好み)を把握することができれば、
提案に当たりも多くなりますし、テンポよく決めていただくことができます。
お嬢様の笑顔が一番輝く振袖を、是非当店でお探しください!
お問い合わせはこちらからどうぞ(電話)