小川屋・スタジオ桑町ブログ
7月になり、『#浴衣でまえばし』の募集がスタートしました!
梅雨時期でもあり、なかなか良いお天気とはいきませんが、ジメジメしていて嫌~な気分の時こそ、浴衣を着て少しでもワクワク♪♪していただけたら嬉しいです。
ということで、この小川屋写真館のブログでは、『#浴衣でまえばし』の期間中、浴衣についての記事もアップしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
今回は浴衣の基礎知識から浴衣の着付けまでをご紹介いたします。
そもそも浴衣と着物ってどう違うの?
小川屋に入社して、着物にも夏物があるのだと知った私です。当然、そうなるとやや混乱するのが、着物と浴衣って何が違うのか? ということ。
先輩スタッフにも尋ねてみたところ、主に「素材」や「仕立て」が違う、との答えをいただきました。
着物の場合、素材は主に正絹であるのに対し、浴衣は主に綿です。
また、着物と浴衣ですと衿の仕立て方が違うそうで、着物は自分で折れるように広い衿で仕立てる一方、浴衣はすでに折った状態で仕立てられています。
着物と浴衣でこうした違いがあるのは、成り立ちが違うためです。
浴衣の成り立ち
浴衣の元となるものはなんと平安時代までさかのぼります。当時、貴族が蒸し風呂に入る際に、火傷をしないように着用した『湯帷子(ゆかたびら)』という麻でできた衣服が浴衣のはじまりなのだそうです。
その後、江戸時代に銭湯が庶民の間に広まり、風呂上りに着用する衣服として、汗を吸収し風通しが良い『浴衣』が定着しました。
温泉旅館などで浴衣を着るのは、その名残なのかも知れませんね!
元々はバスローブ的役割だった浴衣ですが、時代とともに夏の衣服として定着していったそうです。そのため、浴衣の素材は汗の吸収が良く、洗いやすい綿が素材として使われています。
着物の成り立ち
一方、着物は名前の通り『着る物』ということで、昔は衣服全般を指していたようです。起源は浴衣と同じく平安時代の貴族が十二単の下に着用していた、『小袖』が元だとされていますが、今の着物の形になったのはやはり江戸時代なのだそう。
明治時代以降に洋服が一般化してからは、洋服よりも高価な着物がフォーマルウェアという扱いに変わりました。
現代では、衣服が洋装と和装という形で二分化され、和装=着物 という認識が一般化しているので、浴衣も着物の一種として捉えられています。
浴衣の着付け
さて、前置きが長くなってしまって申し訳ありません! やっとここから、皆さんが知りたい浴衣の着方をご紹介します!浴衣の着付けは基本的に着物と一緒です。
少し違うとすれば、長襦袢を着ない、帯は半幅帯や兵児帯を使うことくらいです。
とはいえ、最近では浴衣を着物風に着ることもありますので、
今回はごく一般的な、初心者さん向けの浴衣の着付け方としてご紹介させていただきます。
浴衣を着る時の下着
浴衣を着る前に、まず悩むのが下着問題。「浴衣では下着を付けない」なんてお話を聞いたことはありませんか?
先ほどご紹介した通り、浴衣は元々湯上りに着るバスローブのような役割でした。
そのため、昔は下着等は付けなかったのかも知れません。
ですが、現代では浴衣で外出しますし、浴衣の生地は薄くて透けやすいので、下着は着けない…というのは当然、抵抗があります。
なので、結論としては下着は着た方が良いです。
浴衣は着物よりずっと気軽な衣服ではありますが、せっかく着るならやはり綺麗に着付けた方が良いですよね?
可能であれば、和装用の下着を着用していただくと、美しく着付けられて、着崩れ防止にもなります。
準備するもの
① 浴衣② 帯
③ 腰ひも
④ コーリンベルト
⑤ 伊達締め
⑥ 帯板
浴衣の着付け方
では、着付けの仕方です!① 浴衣をはおり、衿先と背縫いを持って、裾線を決めます。裾線は大体くるぶしくらいです。
② 上前(左側)を決めます。右の腰骨が隠れるくらいの幅で決めて、一度開きます。
③ 下前(右側)を左の脇の下へ入れ込みます。この時、端が床から7~8㎝程上がるようにします。
④ 上前を戻します。こちらも端が床から3~4㎝程上がるようにします。
⑤ 腰骨の少し上の位置で腰ひもを結びます。腰ひもの間に指を入れて皺を取りましょう!
⑥ 身八ツ口(脇下)から手を入れて、後ろのおはしょりを整えます。
⑦ 前の衿合わせと後ろの衣紋抜きを整えてコーリンベルトを付ける。コーリンベルトは肩幅くらいに調節をしておきましょう。
⑧ 前のおはしょりも身八ツ口から手を入れて整えます。下前のおはしょり部分は、コーリンベルトを起点として内側に三角に折り上げると綺麗に整います。
⑨ 伊達締めを付けます。(※今回の伊達締めはマジックテープタイプを使用しています。)
⑩ 浴衣の着付けは完了です!!
チェックポイント
衿合わせ 衿の交差する部分が鎖骨の間のくぼみくらいがGoodです!
おはしょり 床と並行になるように。前後皺がないかの確認しましょう。
裾線 裾がくるぶしくらいになるようにします。足袋を履いている場合は少し長めに。
衣紋抜き 大体指が3~4本入る程度に抜きましょう。
いかがでしたか? 今回は浴衣の着付けについてご紹介いたしました。帯結びについては、次回の記事でまたご紹介したいと思いますのでお楽しみに!
また、やっぱり自力じゃ浴衣の着付けが難しい…とお悩みの方はぜひ当店の無料浴衣着付け教室にご参加ください!!
浴衣の着付けから、帯の結び方までしっかりと学べますよ。
小川屋でしっかりと浴衣を着付けて、『#浴衣でまえばし』の協賛店様にお出かけしてみてくださいね♪
いつもの前橋の街が、日常が、なんだか特別に感じられるはずです。
お客様にとって特別な日を最高の形で残すお手伝いを、小川屋スタッフ一同、誠心誠意努めさせて頂きます。
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